【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
零士は聖さんの膝に座りながら、テーブルのおやつを食べて居る。



「どうぞ」



2人の正面に座り、マグカップをテーブルに置く。



「ケーキあるんですけど、食べます?」



「うん。てか、敬語止めない?」



「はい。…あ;;」



私は突然の申し出を受け入れようにも、癖で敬語で返事をしてしまった。

私は「持って来るね;;」と立ち上がり、さっき買って来たショコラケーキを用意。



「美味しいけど、甘いかも」



私はケーキを欲しがる零士を抱き上げながら、フォークをケーキが乗ったお皿に置く。
< 45 / 100 >

この作品をシェア

pagetop