【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
もう、ただの“専属モデル”じゃいれない。
“恋はしない”筈だったのに、恋してるよ、私。
「聖さん…私……」
子持ちでも良いのだろうか。
私と付き合って、聖さんのファンは許す?
「ごめんなさい…っ…。でも…好きだよ……」
私は聖さんの背中に腕を回して涙を流した。
「翔子が謝る事ない。人が人に恋をするのは当たり前。俺は、翔子だけじゃなく、零士も幸せにするから付いて来い」
私の気持ちは、聖さんにはお見通しだったみたいだ。
私は聖さんに「うん」と頷きながら、私を不安そうに見上げる零士の頬に、キスをして笑った。
“恋はしない”筈だったのに、恋してるよ、私。
「聖さん…私……」
子持ちでも良いのだろうか。
私と付き合って、聖さんのファンは許す?
「ごめんなさい…っ…。でも…好きだよ……」
私は聖さんの背中に腕を回して涙を流した。
「翔子が謝る事ない。人が人に恋をするのは当たり前。俺は、翔子だけじゃなく、零士も幸せにするから付いて来い」
私の気持ちは、聖さんにはお見通しだったみたいだ。
私は聖さんに「うん」と頷きながら、私を不安そうに見上げる零士の頬に、キスをして笑った。