【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
『好子だけど…家に着いた?』
電話の相手は好子さん。
好子さんは「1chを見なさい」と言う。
私は立ち上がり、テレビ台に置いてたリモコンでチャンネルを変えた。
「え…?何で…バレてるの?」
テレビには、今夜、放送される、先週に収録した番組の映像を使って、私と聖が付き合ってると報道してる。
『勇士が、今日があの番組が放送日だと案内するブログを更新したんだけど、そこに翔子と付き合ってた事、翔子の子供は自分の子供だと言う事、今、聖君と付き合ってる事を全て書いたのよ。
自叙伝を書く時間がないからって…』
私は好子さんに返す言葉が見当たらず、黙った。
電話の相手は好子さん。
好子さんは「1chを見なさい」と言う。
私は立ち上がり、テレビ台に置いてたリモコンでチャンネルを変えた。
「え…?何で…バレてるの?」
テレビには、今夜、放送される、先週に収録した番組の映像を使って、私と聖が付き合ってると報道してる。
『勇士が、今日があの番組が放送日だと案内するブログを更新したんだけど、そこに翔子と付き合ってた事、翔子の子供は自分の子供だと言う事、今、聖君と付き合ってる事を全て書いたのよ。
自叙伝を書く時間がないからって…』
私は好子さんに返す言葉が見当たらず、黙った。