【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
「パパと呼んで見ろ!(笑)」



春風さんはパンを千切って食べさせながら、変な事を言ってる。

零士は春風さんの腕に縛られたミサンガで遊んでる。

私は「ありがとうございました」と言い、パンとミサンガを掴む零士を抱き上げた。



「良かったねぇ。零士、パン貰ったの?」



零士はパンを千切って捏ねたモノを、春風さんに渡して行く。

私は「遊ぶか食べるかどっちかにしなさい」と零士を注意するも、聞く耳を持たない。

蒸しパンを鞄にしまい、春風さんと屋外のスタジオへ。

春風さんのファンが集い、パニックを起こさないよう、噴水とベンチや遊具がセットされてる。
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