【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
カップルのページもある為、私たちは衣装チェンジを済ませると、聖と2人で撮影をする。

あまりの量に、編集部の人に「付録として付けて良い?」と言われ、私たちは調子に乗って、かなり撮ってしまった。



「翔子、可愛く決めすぎ!」



「聖には言われたくない!」



私たちはあの日、あの時のように会話をしながら撮影をして居る。



「はい。じゃあ、後は聖のピンだけだぞー」



安藤さんは脚立から一旦降り、モニターで確認しに行く。

私は聖を残したまま、好子さんと居る零士に近付く。

私の足に引っ付いて来た零士。

零士は「パパが見てくりゅ」と、聖を指差した。
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