病院恋愛
病院の愚痴話から話は戻って、




「はい、お願いします。」


彼も頭だけ、軽く会釈した。


「では、ベッド動きますねぇ。床、段差あるのでちょっと揺れますよ。」


ブレーキを解除し、私と先輩はストレッチャーの前後に別れて、ゆっくりと押した。


私は、彼の頭の方でストレッチャーを押す。
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