病院恋愛
「パーティーはどうかな。」


さっき見せた、優雅な微笑みで私達に声をかけた。


「りぃ兄!今時間は大丈夫なの?」


「あぁ。俺は主賓じゃないし、ある程度挨拶を済ませれば用なし。マリカとも一緒にいたいし。」


「………。」


理人さんの甘いマスクに、リカは顔を真っ赤にして俯いている。


でも手を繋いでいるあたり、二人の仲のよさが伺える。


「よかったね、リカ。」


「………うん。」


…幸せそうに笑うリカは本当に可愛いなぁ、と思う。






その後、二人の馴れ初めだったり色々話が盛り上がって。




興奮に近い状態ではしゃぐ私の前に、彼が現れた――――――
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