僕は下僕
母さんの足音が遠ざかり聞こえなくなった所で璃子が口を開いた。



「あんたが食欲ないのって東 結衣のせい?」



「なっ……。璃子には関係ないだろっ!!」



結衣さんの名前が出て頬に赤みがさした。



「フンッ。関係ない?
優しい幼なじみのあたしが忠告してあげよーってしてるんじゃん。」



「何だよ?」



「あんたみたいなヤツに好かれる東さんの立場を考えなって事!!迷惑でしょ!あんたみたいなオタクに好かれるなんて気持ち悪いっての!!」



璃子はイライラした口調で僕に罵ると部屋から出て行った。
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