僕は下僕
璃子を追い掛けるようにクラス表を見に行くと



「まーた、あんたと同じクラスだわ。」



1‐Aに僕の名前と璃子の名前が載っていた。



そっか…。また璃子と同じクラスかぁ……。



少しホッとした自分がいた。



いやいや。



違うだろ。



璃子に頼るんじゃなくて変わった僕……


イヤ、俺を見せ付けるんだ。


グッと拳を誓うかのように握りしめた。
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