僕は下僕

「ぜ、全然／／／その服可愛いね／／／」


本に女の子の服を誉めるべし。と書いてあったので頑張って言ってみた。


「あ、ありがとう／／／」


結衣さんは顔を赤らめて俯いた。


えーと、一応作戦成功なのかな…？



「じゃあ、映画館行こうか？」

「うん。」



その後は結衣さんが観たかったという話題の恋愛映画を観た。


僕はというと隣に結衣さんが座っているというシチュエーションに興奮し、映画に集中出来なかった……。



結衣さんはと言うと映画に感動し涙ぐんでいた。


「スッゴく良かったね～。」

「うん………。えと、この後近く公園に行かない？」

「うん！いいよ。」



今日のデートで公園で告白しようって決めてたんだ。



良かった。