僕は下僕
「ダ、ダメだよっ!殺されるに決まってるよ!!」



「やや。これは新たなミッションですな。」
「きぼんぬ。」

「だ、ダメだよっ!そんなの殺されるに決まってるよ!!」


璃子の怒りを想像しただけでブルッと身震いがする。


しかし彼等は仮にもオタク。死んでもオタクな彼等は我が道を進む。


必死に止める僕の言葉には聞く耳を持たず、嬉々として璃子のコスプレを画策していた。



「もう、そんなことしようなするなら帰ってよー!!」


「祐樹ー?」


しかし無情にもこのタイミングで璃子が現れた。



部屋の中にいるオタク三人を発見すると



「オタク共、また来てたの?オタ臭がスゴいわよ。」


璃子はケラケラと笑い軽く詰る。





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