嘘吐きな親友
ひどい・・・。

私があのマンションに住んでるから?
便利で都合がいいから?
そんな理由で付き合おうだなんて・・・。

そりゃ、私なんかに声を掛けてくるなんて、おかしいと思ったけど・・・。

だからって
だからって・・・。


呆然と立ち尽くすしか出来ない私。


そんな私の後ろから
コツコツと響くヒールの音。


風のように私の横を
通り過ぎたと思ったら・・・。





「ふざけんなっ!!」




バキッ!!
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