嘘吐きな親友
[由奈side]

やっとバイトが終わり、買い物を済ませて帰る。
今日は祐介が来てるはずだから、食料を多めに。
結構、重い…。

「ただいま~」

「「「おかえり(なさいませ)」」」

はぁ??
なんでミコちゃんと如月さんが!?
しかも、ご飯の用意が出来てるし??

「留守にお邪魔しちゃってごめんね~」

ミコちゃんが笑顔で謝る。

「姉ちゃんの代わりに如月さんがメシの準備してくれた」

説明する我が弟の祐介。

「失礼とは存じながらも、支度してお待ちしておりました。
今夜はすき焼きですよ♪」

いつものスーツにエプロン姿で微笑む如月さん。
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