嘘吐きな親友
きっとヒツジにも事情があったんだと思う。
祐介が怒る気持ちも分かるけど、相手の話も聞かないと。

私は複雑な気持ちでヒツジを家に入れた。

「コーヒーでいいですか?」

「いえ、何も必要ありません。
今はただ、由奈様とお話が・・・」

取り敢えず、お湯を沸かして…。

ちゃぶ台の前に座る3人。

ヒツジは肩身の狭い顔をしてるし、祐介は怒ってるし。


取り敢えず、話を聞こう。
そうしないと、前には進まないから。
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