嘘吐きな親友
「真美がお店に行くってうるさくて…」

「だって、ケーキ!」

まだ4歳にならない真美ちゃんは、そろそろ眠くなってきたのかも。
きっとパパの帰りを待ちきれなくなったんだね。

「仕方ないなぁ~。ほ~ら、真美の大好きなケーキだぞ!」

店長が冷蔵庫から取り出したのは…
真美ちゃんにピッタリの可愛いサイズのクリスマス・ケーキだった。

「うわぁ、サンタさんだぁ!!」

「トナカイさんもいるわね(^o^)」

微笑ましい親子の会話に、見ているこっちまで温かい気分になってくる。
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