嘘吐きな親友
「遅くなってごめん。
昼過ぎの新幹線に乗るはずが、大幅に予定が狂って…。
ケーキ、取り置いてくれてたんだね?」
「このケーキ、ミコちゃんが頼んだの?」
「そうだよ」
「なんで“大河内”?」
「大河内!?」
「ほら、予約の名前…」
「クスッ、如月の仕業だね?
じゃあ、由奈は俺がここに来る事、知らなかったんだ?」
「知りませんって!
知ってたら…絶対に朝からソワソワしてたもん!」
「そっか・・・。
だから、別の名前で予約したんだ…。
意外と如月は由奈を把握してた、って訳だ。
それにしては…安易なネーミングだが」
へっ?
昼過ぎの新幹線に乗るはずが、大幅に予定が狂って…。
ケーキ、取り置いてくれてたんだね?」
「このケーキ、ミコちゃんが頼んだの?」
「そうだよ」
「なんで“大河内”?」
「大河内!?」
「ほら、予約の名前…」
「クスッ、如月の仕業だね?
じゃあ、由奈は俺がここに来る事、知らなかったんだ?」
「知りませんって!
知ってたら…絶対に朝からソワソワしてたもん!」
「そっか・・・。
だから、別の名前で予約したんだ…。
意外と如月は由奈を把握してた、って訳だ。
それにしては…安易なネーミングだが」
へっ?