嘘吐きな親友
クリスマス・ケーキを仲良く食べた後。

二人っきりのシチュエーションなんて、毎日のように過ごしていた俺達。
いや、いつも如月がいたから、実際には二人っきりではないか…。

「ミ…ミコちゃん?」

「なぁ、その”ミコちゃん”って呼び方、やめないか?」

「じゃあ…何と呼べば?」

「ミコト」

「うきゃ~、いきなりハードル高いよっ!!」

「なぜ?」

「だって…ミコちゃんは…年上だもん!」

「年上に”ちゃん”付けは許されるのか?」

ブンブンと首を大きく横に振る由奈。


マズイ!
めちゃくちゃカワイイ!!
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