嘘吐きな親友
まただ・・・。

俺が必死に築き上げた虚勢だらけの壁を、由奈はいとも簡単に崩してしまう。
抑圧されて歪んだプライドも、由奈の前ではかき消されてしまうんだ。

俺に一番足りなかったモノ――それを由奈が埋めてくれる。

きっと出会う為に生れて来たんだろう?
そう問わずにはいられない程に。

でなきゃ
あの日、出会ったりなんてするものか。
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