嘘吐きな親友
このお話を書き始めてすぐに、あの大震災が起こりました。


被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。


関東在住の私自身も地震を体験し、あまりの揺れに「もうダメかもしれない」と思いました。
震源近くにお住まいのかたは、もっと酷かったと思います。
すぐに避難し、停電の中、一人で落ち着く事も出来ずにいました。
(今なお、避難所生活を送っていらっしゃる方々には申し訳ない話ですが…)
その日の夜中に家族と合流し自宅に戻りましたが、家の中の惨状を見ると、正直とても小説を書く気持ちにはなれませんでした。

避難時の携帯電話の緊急性を身にしみて感じ、停電時の電源確保(電池の残量)などを考えると、なかなか「野いちご」さんにもログイン出来ず…。
少し落ち着いてからログインし始め、「こんな時だからこそ書く」という姿勢を見せて下さった作家様に触発されて、再度書き始める事が出来ました。
ライフライン復旧後の個人の楽しみとして、「携帯小説」って重要なポジションだと思える事が出来ましたし。

更新中に読み進めて下さった皆さま、本当にありがとうございました。
ページ数が増えるのが励みになったのは、もちろんの事です。
感想ノートのお書き込みもとても嬉しかったです。
そして、今…完結作品から読み始めて下さった皆さまにも、本当に感謝しています。


また、お目に留めていただける日を願っています。


2011.5.11.
北川実亜

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