嘘吐きな親友
悶々と悩むミコトの事など知りもせず、せっせと仕事に励む由奈。

バイトを終え、コンビニで買ったおにぎりを食べながら、一目散に家へと向かう由奈だった。


「ふぅぅ…」

深呼吸して、ミコちゃん家のチャイムを鳴らす。

「お待ちしておりました」

出迎えてくれるのは、いつものヒツジ。

「こんばんは!お邪魔します」

「由奈様、お食事は?」

「バイト帰りに食べました」

「さようでございますか。
では、お茶の準備をいたしますね。
ミコト様がお待ちかねです」
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