朱の蝶
貴方の邪魔したくない・・・

私は、畳の上に敷かれた
お布団に横たわり
眠れない夜を過ごす。

真夜中に、ほんの少し
窓を開ける。

見上げる空・・・

満天の星空

その星空を、弦もまた
見上げる。

こうして、時が過ぎる度
別々の夜は増えていく。

『よく分かんねえけど
 お前の事が好きみたいだ』

好きみたいだ・・・

その言葉は、本当?
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