朱の蝶
弦、ほんまはね

ここに、ずうっと

居りたいねん

アンタの傍に

居たいねんで

ごめんな・・・

ほんま、ごめん

もう一人の私が目覚めた時
私達の関係は終止符を打つ

もう少しだけでええねん

もうちょっとだけ

時間、ちょうだい


隣人に軽く頭を下げて
家の前から立ち去る
男の姿・・・
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