朱の蝶
最高の女・・・

私は、女・・・

「ご主人様のお目に適って
 良かった」

「じゃあ
 
 脱がしていい?」

その瞳、やめて
私、ドキドキするよ。

貴方の唇が、触れそう。

貴方は、私の顔に顔を
近づけ、少年のように
悪戯な微笑みを浮かべて
見せる。

「何てな、冗談
 腹減った、行こう」

私の手に触れる、貴方に
今度は、私が囁いた。

「なんだぁ
 くれないんだぁ」
< 165 / 451 >

この作品をシェア

pagetop