朱の蝶
「驚いた?

 カイリとリンの兄弟
 似てるだろう?」

「うん、そっくり」

「チカちゃん、これで
 驚いてちゃ駄目だよ
 
 こいつ等の親父さんも
 そっくりだから」

「そうなんですか?」

浬さんと厘さんは顔を
見合わせた。

みんなの笑う声・・・

「でっ、明日の休日
 海に行く話どうなった?
 
 バーべキューしようぜ」

「ルイ、あの話
 マジだったのか?」

お酒を呑みながら、浬さんは
問いかける。

「マジだよ、行こうぜ
 アウトドア用品なら
 いちを揃ってるからさ」
< 174 / 451 >

この作品をシェア

pagetop