朱の蝶
俺は、何やってる・・・

チカに何もしてやれない

そんなこと、どうでもいい

俺には、チカしかいない

どんなに
罵声を投げかけられても

どんなに嫌われても

弦・・・

オマエには
チカしかいないだろう?

チカ・・・

お前に、俺の傍に居て欲しい

お前が傍に居てくれるなら
どんな事だって遣ってやる

お前のためなら・・・

俺は、慌てて靴を履き
車に飛び乗った。
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