朱の蝶
逞しい男の、腕の中で私は

愛する男を感じ

愛する男を忘れる。

「タスク、ありがとう」

そして、私は今度こそ
本当に女である事を捨てた

私はもう、お飾りでは
済まされない。

弦・・・

悲しいよ・・・

流れ落ちる、涙・・・

私はただ、愛に包まれて
生きたかった。

ただ、それだけ・・・
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