朱の蝶
そんな私にも
たったひとつだけ
気がかりな事があるの。
『ええやん、頼んだで』
そう、それは、私と
暮らすうちに、弦の言葉が
どんどん、おかしな発音の
言葉になっていくの。
イントネーションが変。
それが、ほんの少しだけ
気になるの。
花に触れた手で、今度は
お腹に触れる千景。
だって・・・
「また、カレーやって
もう、飽きたやんなぁ?
そうや、こっそり
シチューにしよか?」
だってね・・・
この子まで、発音が
おかしくなるのは困るもん
たったひとつだけ
気がかりな事があるの。
『ええやん、頼んだで』
そう、それは、私と
暮らすうちに、弦の言葉が
どんどん、おかしな発音の
言葉になっていくの。
イントネーションが変。
それが、ほんの少しだけ
気になるの。
花に触れた手で、今度は
お腹に触れる千景。
だって・・・
「また、カレーやって
もう、飽きたやんなぁ?
そうや、こっそり
シチューにしよか?」
だってね・・・
この子まで、発音が
おかしくなるのは困るもん