大人と子供の境目



「確かにそうかもね。沙織の稜斗くんへの熱い目線も見てて楽しかったなぁ」





「なにいってんの!?そんな熱い目で見たりしてないからね」





沙織は赤くなってるように見える。





「とにかく!沙織には1人しかいないと思いま~す。てか、走んなきゃ!先輩に追いつけないよっ」






沙織ガンバレ。



どうか沙織のこの思いが届きますように。






「それはないとおもうけど、頑張るわ!したらばいばい!」






そう言うと沙織はまた走って行った。






お互い好きなのに両想いじゃないのってわかってるこちらからすればすんごくもどかしい。




沙織は私の憧れだった。






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