雨上がりの君に恋をして
・・・とその前に、打ち上げだぁーーー!!!!


「優勝したね!沙羅!」

「うん!ビックリだよぉ」

沙羅と喜びを噛みしめ合っていると、佐野くんが私たちの方へ近づいてきた。

「神崎。話があるんだけど」

「えっ・・・・」

「ちょっと屋上来てくんない?」

「う・・・うん」

いきなり呼び出されてびっくりしたけど、なぜか喜んでいる自分がいることに自分が一番ビックリしていた。


ーーーーーーーー

「優勝したな。」

「うん!ほんとよかった。」

佐野くんの話ってなんだろう。わざわざこんなことを言うために?
そんなわけない。

「・・・話っていうのは・・」

佐野くんの顔がみるみる内に赤くなっていった。

「このクラスが優勝したら言おうと思っていたんだけど・・・・・お・・・俺は神崎のことが・・・『ヒューーバーーーン』」

「えっ!?花火?」


佐野くんはびっくりしていた。

「なんでこんなタイミングで・・・。」
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