雨上がりの君に恋をして
その沈黙に耐えきれず私が口を開いた。

「学校来るの早いね」
「あー・・・。俺早起きだから。」
「へーそうなんだ!私いつもは遅いんだけど学校が楽しみで早く来ちゃった」

「遠足楽しみにしてて昨日眠れなかったパターン?」

「あーそうそう!!って私は小学生かよっ!」

「だってそうじゃね!!」

そうかも・・・私子供っぽいところあるから
実際昨日も楽しみで眠れなかったし・・・。

「佐野くんなんで昨日私が眠れなかったことわかったの??」

「なんか雰囲気的にそうかなって思っただけ。」

「そんなに子供っぽく見えるかな・・・」

「中学生・・・。いや小学校低学年かな?」

「ひどーい!!」

そんな話をしていて彼は太陽のような屈託のない笑顔をみせていた。
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