お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち
身なりは立派な一般人
そう言ってから5分後、琴未さんは死んだように寝た。
15時間後、目を覚ました。
いやいや寝過ぎじゃね?
こんなに寝るとは思ってなかったけど、夜まで寝そうだったから。
俺、勝手に選んで買ったよね。お嬢様に似合わない安物の服。と、パジャマと下着。
「何時。」
「2時前ぐらいですね。」
「にしては暗いわ。」
「夜中の、なんで。」
「えぇええ!うっそ!?」
「買いましたよ、服。」
「え、本当?」
……………気のせいだよな。
嬉しそうに見えたのは、気のせいだよな。
「もう、何も言えないなら嘘つくんじゃないわよ。」