お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち
「何あんた久しぶりに付き合ってだなんて。話すネタないのが常じゃん?変なの。なんかあるわけ?」
相変わらずこいつは時間があるとなると口数が多い。
バイト先が同じで、同い年で学校も同じ。でもじっくり話すことはめったにない。
学校で会ってもお互い無視だし。
つかず離れずな関係。
「あるっちゃあるか。」
「はぁ?はっきりしなよ。話聞く時間なら余るほどあるんだから。いや、まぁあんたの場合は話短いから余りすぎるんじゃない。」
「…うん、ダーリンになっちゃったんだよね。」