お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち
ゆのはぶはっと飲んでいた水を吹き出した。
「あーあ!女に水吹かすんじゃないよ!もぉやだー。ほんとやだー。何なわけ!ダーリンになったとか、変ないい方!彼女できたとかじゃない?普通はね、普通は。てかアンタ普通の代表みたいな顔だけどね!」
…ほんとコイツのペースついてくの疲れるわ。
って俺が誘ったんだ。
「だって、そうとしか言えねぇもん。」
知らない間にゆのが注文ボタンを押していたらしく、スラッとした男が注文を聞きにきた。
「アイスミルクティー。」
「コーラとポテト。」
「かしこまりました。」
「はぁー…。あんたお子ちゃまなチョイスね。一瞬、離れて暮らす小学生の従兄弟が頭に浮かんだ!もう17なんだからホットコーヒー辺り頼みなさいよね!」
「…うるせぇよ。」
今日はうるさい奴が2人。