お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち

「ゆせって、今好きな子いるの?」

「バイトと家の往復で、それどころじゃないっす。」

「ふぅん。暇なんだね。」

…あっれー。

何でそうなるんだろ?なかなかの忙しさなんだけどな。

あっれー。

「ほらまたゆせ何考えてるかわかんない。」

「いや、大したことじゃないっすよ。」

「秘密主義。」

琴未さんは、知らない間に起きて俺の目の前に座った。

「隠してるつもりないっすよ。」

すいません、嘘つきで。
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