お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち

次の日、俺は寝てる琴未さんを起こさないように出かけた。


3時ぐらいになるとだいぶ落ち着いたから、休憩に入った。

するとゆのが焦った顔で勢いよく話し掛けてきた。

「ちょっと、明らかに高そうなスーツ着た王子様みたいな男の人がアンタのこと呼んでる!どういう関係よ?もしかしてアンタ…」

「あぁ、はいはい。サンキュ。」

ちょっとだるい。修さんかオカマだな。

何の用なんだろ。

「アンタ何そんな考え事してるみたいな顔して…あ、別れ話切り出すセリフ考えてるの!?」

男は恋愛対象に入らない人ですね、ハイ。

ゆのがやいやい騒ぎ立ててるのを無視し、俺を呼ぶ人の元へ向かう。
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