お嬢様が貧乏学生と2人ぼっち

〈ガチャ〉

「くぁーーー。つっかれたぁー!」

「遅かったね。」

「やべー、腰がいてぇ。」

琴未さんやっぱり部屋の隅が定位置。

「おかえりなんて言わないよ。」

「別に求めてない。」


なんだかんだで、修さんの言葉が頭から離れずにいた。

なんかもう、やんなってきた。

琴未さんと修さんがとっととくっつきゃいーじゃん。

俺、邪魔じゃん。

てか俺、いつも肝心なときの立場…邪魔。


俺はやり切れない気持ちと疲れが重なり、涙を零しかけた。

あっぶねぇ。
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