君とわたしの物語。
大好きな本に囲まれて働くなんて、わたしはなんて恵まれてるんだろう。
ただカウンターに座っているだけでなく、意外とハードな仕事もあったりするが、それこそ仕事のやり甲斐である。
(こんな素敵な仕事に就けたのも、就活に失敗したからなんてなんかちょっとあれだけど…)
この仕事の素晴らしさを噛み締めながら、テキパキと仕事をこなす。
この図書室は基本的にわたししかいない。
たまに事務のおばあちゃんとかが来るくらいで、大体は一人でこの図書室を管理している。
たいして寂しくもないし、なんにしろ一人がわりと好きだから逆にありがたい。