~吸血鬼彼氏と一般彼女のちょっと変わった物語~
突然の訪問者
ありあまる時間のなかであたし達は楽しんだ。
今日は翔が突然きたからビックリしちゃったけど…
まあいつものことだしね?
「ねー翔ー!」
とあたしは翔を読んだ。
「なんだよーっ」
っていいながら黙々とホットケーキを頬張る。
うめーっ
とかいいながら。
さすがだね←
「明日さあ…パーティーがあんだけど」
とあたしは言った。
「服、なにがいいかな?」
なんて胸元が空いた紫のドレスを差し出す。
明日のパーティーはいわば中学の同窓会だ。
「とにかくお色気禁止。寒いのはダメね。風邪引く!あとは…長めのスカートでね」
と即答した翔。
恐るべし…
「なんでっ!?いいじゃん!ミニスカくらい」
とあたしはムキになる。
「だって…」
と翔はいった。
「俺が襲っちゃう」
と言った翔の目はすこし赤くなりかけていた。
怒っている証拠だ。
「わ、分かったよ…」
と結局あたしは青いロングドレスを選んだ。