天使の初恋。
「なんか・・・ビックリしたね。」
『・・・うん、なんか不思議な人だったね。』


茫然としていたあたし達は周りの人達から凄く見られていたらしく恥ずかしくなった。


『し、詩歌ちゃん早くクラス発表見て教室いこっ!』
「そーだね。」


先程よりは人が少なくなっていた掲示板の所にあたし達は近づいた。
さっきの事で恥ずかしくなったあたしと詩歌ちゃんはここから早く去りたいと思う気持ちがいっぱいで必死に自分の名前を探していた。


「あった!1-Bかぁ」
『あたしもあったよ!・・・しかも同じクラスっ!』
「ホントに!?良かったぁ・・・・これからも一緒だね♫」
『うんっ!改めてよろしく♫』
「それより早く行こ」


自分の名前が見つかった後、あたし達は足早に教室へと向かった。

今年も詩歌ちゃんと同じクラスかぁ。
きっと楽しくなるなッ♫

あたしはのんきに小さな幸せを噛みしめていた。

まさかこの後またあの二人に会うとは思わず・・・。



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