輝空-koukuu-
第一章 雨の鐘
おかしい
見える景色全てが真っ暗で
赤いトマトさえ黒く見える
・・・わけじゃないけど。
真っ暗なんだ。
ロウソクを買って火を灯しても
辺りの暗さはちっとも変わらない。
なぜだろう?
わかんないや。
「朱音!早く起きなさい!」
あー・・・・
めんどくせぇ。
「はいはい、もう起きてますよ!」
とか言ってもう一回寝ちゃえ・・・
「起きろ!」
母ちゃんは、私が深くかぶっていた布団を取り上げる。
「ちょっと、寒いんだけど!」
「いいから早く着替えてメシ食って学校行け!」
無駄だ。
この怪力ババアに抵抗しても無駄だ。
やめよう。黙って学校行こう。うん。怪我するの嫌だし。
「ほら、早く着替えなさい!」
「あ~い」
「返事は「はい」でしょ!それにそんなに真ん中伸ばすな!だらしないっ」
「はいはい・・・・」
私の名前は滝田 朱音(たきた あかね)。
一応高校生だけど高校生らしくない高校生。ってわけわかんないね。
そう、私不良なの。
親には内緒にしてるけど、実は学校とかサボってるんだよね。
勉強は嫌いじゃないよ。でもそれ以外のことで色々とめんどくさいんだ。
男は男でなんかうざいし、女は女でグループになって誰が誰を好きだとかなんとか話してんでしょ?
好きな男にブリッコしてるバカな女見てるのも腹立つ。めっちゃ腹立つ。
周りに気持ちバレバレなんだからさっさと告白してフラれちまえってんだ。
あの目立ちたがり屋。お前らみたいなやつが最後には一番嫌われるんだよ。
めんどくさい。トラブルに巻き込まれるのとかほんと嫌。
見える景色全てが真っ暗で
赤いトマトさえ黒く見える
・・・わけじゃないけど。
真っ暗なんだ。
ロウソクを買って火を灯しても
辺りの暗さはちっとも変わらない。
なぜだろう?
わかんないや。
「朱音!早く起きなさい!」
あー・・・・
めんどくせぇ。
「はいはい、もう起きてますよ!」
とか言ってもう一回寝ちゃえ・・・
「起きろ!」
母ちゃんは、私が深くかぶっていた布団を取り上げる。
「ちょっと、寒いんだけど!」
「いいから早く着替えてメシ食って学校行け!」
無駄だ。
この怪力ババアに抵抗しても無駄だ。
やめよう。黙って学校行こう。うん。怪我するの嫌だし。
「ほら、早く着替えなさい!」
「あ~い」
「返事は「はい」でしょ!それにそんなに真ん中伸ばすな!だらしないっ」
「はいはい・・・・」
私の名前は滝田 朱音(たきた あかね)。
一応高校生だけど高校生らしくない高校生。ってわけわかんないね。
そう、私不良なの。
親には内緒にしてるけど、実は学校とかサボってるんだよね。
勉強は嫌いじゃないよ。でもそれ以外のことで色々とめんどくさいんだ。
男は男でなんかうざいし、女は女でグループになって誰が誰を好きだとかなんとか話してんでしょ?
好きな男にブリッコしてるバカな女見てるのも腹立つ。めっちゃ腹立つ。
周りに気持ちバレバレなんだからさっさと告白してフラれちまえってんだ。
あの目立ちたがり屋。お前らみたいなやつが最後には一番嫌われるんだよ。
めんどくさい。トラブルに巻き込まれるのとかほんと嫌。