不良彼氏は正反対
(恋華side)


「また折原は居ないのか!?」


先生の怒った怒鳴り声が

最近は


毎日教室に響き渡っている。



なんでか?

そりゃぁ・・・愛斗が来ないから
でしょ・・。


なんで来ないのよ・・。

あたしだってつまんないじゃんか。


ここ数日、
空いてるあたしの隣の席。


「恋華♪」

「んー?」

「寂しいんでしょ?」



莉藍の質問はいっつもそしてかなり
唐突だと思う・・。


答え方に困るよ・・・。



「どうだろ・・」

「だって恋華さぁ、いっつも折原くん
の席見つめてる気がするけど?」

「それは・・なんか目がいくんだよね」



自然と・・

愛斗の席を見て、
面影を探してるのかもしれない・・。



「おーい森沢!」

「あっ、はいっ!ごめん、莉藍!!」

「ううん。待ってるね」



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