不良彼氏は正反対
その人は、
あたしに腕を差し伸べてくれた。
だから、
その腕に掴まって立ち上がった。
今
どんな状況にいるのかも完全に
忘れて。
「よいしょっ・・」
「は?なんで・・恋華!?」
「・・え?」
立ち上がると
ばっちり愛斗目が合った。
忘れてた・・逃げようとしたら
ぶつかったんだった・・。
「愛斗、恋華ちゃんに言っちゃえ♪」
「はぁ!?無理だっつの!!」
え?
それって・・あたしに連絡するって
こと?
好きな人が出来たって。
とゆーか、
愛斗はあたしの気持ちに気づいてたって
ことじゃない?
なんだそれ・・
あたし一人で色々考えてたら
馬鹿みたいじゃん。
寂しくて、
愛斗のことずっと考えてたのは
あたしだけ。