不良彼氏は正反対

恋華は落ち込んだような顔を
した。


「どした?」

「だって・・あの人居るでしょ?」

「あの人・・?」

「愛斗に抱きついてた・・人」


恋華は、

かなり小さな今にでも消えてしまい
そうな

声でそう呟いた。


俺に抱きついてたって・・・

蜜輝のことだよな?



やっぱ・・

気にしてんだな・・。



「大丈夫だって・・俺はお前だけ居れば
いいから・・」

「ほんと?」

「それ反則だろ・・」

「え?どれ?」

「さあな」



ちょっと潤んだ目で上目遣いをして来る
恋華。

すっげぇ可愛い。


だけど・・

かなり反則。


すっげぇドキドキした。


やっぱ恋華だけだよ・・


俺には。


< 131 / 371 >

この作品をシェア

pagetop