不良彼氏は正反対
(恋華side)


「あれー?新入り?」

「えっ!?あの・・」

「ナツ、あんまこの子に近づくと
舌噛み切るよ」

「「え!?」」


あたしは今・・
アジト?秘密基地?に居る。

うじゃうじゃと・・

男の子が居る。


絡まれたりするけど・・
蜜輝さんがほんとに守ってくれ
てる。


ほんとは・・いい人なんだ。

女の子の友達居ないのかな?



「てか、噛み切るってことはキス
してくれんの?」

「はあ?噛み切んのは・・あたしじゃ
ないし・・。多分それじゃ済まない
かもだよ?」

「意味分かんないこと言うなよ」



そう言ってなぜか・・

あたしの腕を掴む彼。


「え?」

「ねぇ、キミ可愛いよね?」

「あの・・」


こっ、

恐いし・・距離近い!!


「あーあ。ナツ、ご愁傷様」

「は?誰に何されるんだっつの」


そんなとき・・

あたしには見えた。



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