不良彼氏は正反対
「もしかして、恋華ってお金持ち?
ここを狭いって言うなんてさ」
ギクッ!!
莉藍勘が利きすぎじゃない!?
「ううん!!全然普通の一般人だよ?
偶然体育館だけは大きかったの!!」
さすがに無理やりすぎ?
って思ったんだけど、
「あっ、そうなの?
なんだ~」
って莉藍は言ってたから、
バレていないかもしれない。
まぁ、
よかった・・・。
お金持ちってことはバレたくないし・・。
友達だし、
隠し事はイヤだけど・・・こればかりは
どうしようもない。
お嬢様だから・・とかは
あたしは大嫌いだ。
『これより、~回櫻庭高校の入学式を
行いたいと思います』
そうこうしている間に、
入学式がスタートした。
でも、
やっぱりあたしが経験してきたこと
とはかなり違うや・・。
そして、
この入学式で初めてあなたをみた。