不良彼氏は正反対
だけど・・・
そんな普通のことを出来る程の
理性は俺には今なかった。
これが一番の後悔だ。
「愛斗よかったわけ?」
「なにが?」
「恋華ちゃんを行かせてよ」
「大丈夫だろ。蜜輝も居るし」
「・・ならいいけど」
心配してる慧汰をよそに俺はまた
目を閉じてしまう。
―――。
ザワザワ。
今度はなんだ?
目を開けて見ると・・ボコボコの蜜
輝。
「蜜輝!?」
「愛、斗・・ごめん・・」
「は?」
「恋華・・さらわれちゃった・・」
「!?」
確かに、
隣には恋華は居なくて。
ただただ、俺に謝る蜜輝。
「蜜輝のせいじゃねぇーって」
どこからどう見ても、
俺のせいだ。
絶対助けるからな・・恋華っ!!