不良彼氏は正反対

だけど・・・

そんな普通のことを出来る程の
理性は俺には今なかった。


これが一番の後悔だ。


「愛斗よかったわけ?」

「なにが?」

「恋華ちゃんを行かせてよ」

「大丈夫だろ。蜜輝も居るし」

「・・ならいいけど」


心配してる慧汰をよそに俺はまた
目を閉じてしまう。


―――。


ザワザワ。

今度はなんだ?


目を開けて見ると・・ボコボコの蜜
輝。


「蜜輝!?」

「愛、斗・・ごめん・・」

「は?」

「恋華・・さらわれちゃった・・」

「!?」


確かに、

隣には恋華は居なくて。


ただただ、俺に謝る蜜輝。



「蜜輝のせいじゃねぇーって」



どこからどう見ても、

俺のせいだ。


絶対助けるからな・・恋華っ!!



< 150 / 371 >

この作品をシェア

pagetop