不良彼氏は正反対
なにやってんだか。
そう思ったけど、
愛斗の新しい姿がみれた気が
してすごく嬉しい。
だから勝手に・・・
すべてを分かりあってる
気になっちゃってた。
本当は知らないことだって
たくさんあるのに。
「んじゃな」
「安全に送ってくれてありが
とう!」
「あ?おう。バイバイ」
愛斗は、
安全で当然みたいな顔してた。
けど
安全に帰った今だから言えるけど
ね?
すっごく不安だったよ・・・
事故しないか。
愛斗はフラフラで帰って
いった。
あたしもすぐ自分の部屋に
帰った。
部屋に帰ってすぐ、
あたしの
携帯の着信音がした。
“ブーブー”。
これは、
あたしたちの恋愛を
狂わす音だったんだね。
あたしはディスプレイも
確認しなかった。