不良彼氏は正反対
おいおい・・。
ちょうどよく莉藍が叫んだから、
名前が聞こえなかった。
まぁ、
いいや。
そして、一人の男の子がステージに
上がった。
「え・・・」
「・・ん?」
なぜか、驚いたような声を上げる
莉藍。
男の子は・・一言で言うとすごかった。
もう、
チャライの一点張り。
髪も黒に青いメッシュ。
前髪もかなり長い。
顔は・・やばい・・。
「かっこいい・・。あっいや!!
違うの!!」
なんでか、
口が滑ってしまった。
「うん・・、かっこいいけど・・。
かなりの不良って噂だよ?」
「えっ、莉藍彼のこと知ってるの?」
「そりゃね。かなり有名なグループ
のリーダーみたいだから。」
そっか・・・。
喧嘩も強いんだね。