不良彼氏は正反対
(恋華side)

―――日曜日。

今日、


あたしは久しぶりに家に帰って来た。


やっぱり帰ってこなければよかった
ってすごく思ってる。


「恋華、ほんとに帰って来たんですね」

「はい・・」


ほらまた・・

お母さんにそう冷たく言われる。


まさに、
居ても居なくても変わんない。


家なのに・・時間の。
肩身は狭い。


あたしは・・・
愛斗に止めてほしかったんだと思う。


勝手に家を出たわけだし
来ないことだってできた。


けど

そんなこと言ってもらえるはずがなかっ
たんだよね。


愛斗は興味もなさそうだった。


「恋華帰って来たんだな。
恥をかかなくていいな」

「そうですね」


お父さんにも会った。

まあ、
会うよね。


当たり前だ。


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