不良彼氏は正反対

勢いがありすぎて、
愛斗はすごく痛がってた。

つい、

クスって笑っちゃった。

「あっ、恋華んで笑ってんだよ!?」

「だって・・あははっ!!」

「てめー!!」

「きゃあー♪」


愛斗は優しくあたしを抱きしめてくれた
んだ。

もう嬉しくて嬉しくて
顔はにやけてたと思うな。


だけどだけど・・
悪魔の登場みたいだ。


「恋華!!はよ♪」

「は?」


いきなり名前を呼ばれたと思えば、
向こうから一人の男が

走って来てる・・・・。


愛斗は声のした方を睨む。

嫌な予感がいっぱいした。
ほら・・


近づいて来てるのは委員長だ。


「遼?」

「恋華、朝から会えるなんてやっぱり
俺らは運命で繋がってんだな♪」

「無視してんじゃねーよ!!」


あたしの首には愛斗のてがまわされて
る。


だからすごく、愛斗から嫌な空気がはな
たれてるような感じがする。


< 180 / 371 >

この作品をシェア

pagetop